【活用ガイド】

JVNDB-2014-002989

EMC RSA BSAFE-C Toolkits の Dual_EC_DRBG の実装における TLS セッションから平文を取得される脆弱性

概要

EMC RSA BSAFE-C Toolkits (別名 Share for C and C++) の Dual_EC_DRBG の実装は、キャッシュされたバイトの使用ではなくリクエストされたバイト数のみを考慮して、出力バイトの特定のリクエストを処理するため、TLS セッションから平文を取得される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2007-6755 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


DELL EMC (旧 EMC Corporation)
  • RSA BSAFE-C Toolkits
日立
  • Cosminexus HTTP Server
  • uCosminexus Application Server
  • uCosminexus Application Server (64)
  • uCosminexus Application Server -R
  • uCosminexus Developer
  • uCosminexus Primary Server Base
  • uCosminexus Primary Server Base(64)
  • uCosminexus Service Architect
  • uCosminexus Service Platform
  • uCosminexus Service Platform (64)

本脆弱性の影響を受ける日立製品の詳細については、ベンダ情報 HS15-015 をご確認ください。
想定される影響

第三者により、アルゴリズムの内部状態を回復されることで、TLS セッションから平文を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

DELL EMC (旧 EMC Corporation) 日立
  • Hitachi Software Vulnerability Information : HS15-015
  • ソフトウェア製品セキュリティ情報 : HS15-015
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4192
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4192
  2. 関連文書 : On the Practical Exploitability of Dual EC in TLS Implementations
  3. 関連文書 : On the Practical Exploitability of Dual EC in TLS Implementations (research paper)
更新履歴

  • [2014年06月20日]
      掲載
    [2015年04月22日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日立 (HS15-015) を追加