【活用ガイド】

JVNDB-2014-002257

Ruby の openssl 拡張機能における Ruby スクリプトのコンテキスト中の署名を偽装される脆弱性

概要

** 未確定 ** 本件は、脆弱性として確定していません。

Ruby の openssl 拡張機能は、ファイルが再オープンされた後、プロセスメモリの状態を適切に維持しないため、ファイルシステム操作の特定のシーケンスを実行した後、署名の検証を行う Ruby スクリプトのコンテキスト中の署名を偽装される脆弱性が存在します。

なお、この問題は、Ruby OpenSSL チームおよび第三者から、脆弱性であることに異議を申し立てられています。Ruby OpenSSL チームおよび第三者は、オリジナルのデモ PoC (Proof-of-concept) がエラー、および問題の実証に関連しているとは見えない冗長または不必要に複雑なコードを含んでいると主張しています。
2014 年 5 月 2 日時点において、CVE 管理元では、PoC を公開した研究者による本件へのコメント等は確認できていません。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby 2.x

想定される影響

第三者により、ファイルシステム操作の特定のシーケンスを実行した後、署名の検証を行う Ruby スクリプトのコンテキスト中の署名を偽装される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Ruby-lang.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-2734
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-2734
  2. 関連文書 : gdisneyleugers / castealer.rb
  3. 関連文書 : Ruby OpenSSL private key spoofing ~ CVE-2014-2734 with PoC
更新履歴

  • [2014年04月28日]
      掲載
    [2014年05月26日]
      概要:内容を更新