【活用ガイド】

JVNDB-2014-001915

Microsoft Office 2007 から 2013 におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Office 2007、2010、2013 および Office for Mac 2011 の XML パーサは、エンティティ展開中の再帰呼出を適切に検知しないため、サービス運用妨害 (メモリ消費および永続的なアプリケーションのハング) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2003-1564 と同様の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office for Mac 2011
  • Microsoft Office 2013 (32 ビット版)
  • Microsoft Office 2013 (64 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP1 (32 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP1 (64 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP2 (32 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP2 (64 ビット版)
  • Microsoft Office 2007 SP3

想定される影響

第三者により、大量のネストされたエンティティ参照を含む巧妙に細工された XML ドキュメントを介して、サービス運用妨害 (メモリ消費および永続的なアプリケーションのハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-2730
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-2730
  2. 関連文書 : [softScheck] Denial of Service in Microsoft Office 2007-2013
更新履歴

  • [2014年04月08日]
      掲載