【活用ガイド】

JVNDB-2014-001016

OpenSSL の ssl/s3_both.c 内の ssl3_take_mac 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenSSL の ssl/s3_both.c 内の ssl3_take_mac 関数には、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 1.0.1f 未満の 1.0.1

想定される影響

リモート TLS サーバにより、TLS ハンドシェイクの巧妙に細工された Next Protocol Negotiation レコードを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM OpenSSL Project Splunk オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4353
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4353
更新履歴

  • [2014年01月10日]
      掲載
    [2014年06月26日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in OpenSSL (Solaris 11.1)) を追加
    [2014年08月11日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in OpenSSL (Solaris 11.2)) を追加
    [2015年08月03日]
      ベンダ情報:IBM (00001841) を追加
      ベンダ情報:IBM (00001843) を追加
    [2015年08月10日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0041) を追加
      ベンダ情報:Splunk (Splunk 6.0.3 addresses two vulnerabilities - April 10, 2014) を追加