【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2014-000027

spモードメールにおける受信メールの添付ファイルへのアクセスに関する問題

概要

株式会社NTTドコモが提供する spモードメールには、受信したメールの添付ファイルに他の Android アプリケーションがアクセスするための機能が実装されています。この機能には、アクセス制限に関する問題が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき次の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 竹腰 開 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


株式会社NTTドコモ
  • spモードメールアプリ rev.6300 およびそれ以前 (Android 4.0.X およびそれ以前向け)
  • spモードメールアプリ rev.6700 およびそれ以前 (Android 4.1 およびそれ以降向け)

想定される影響

不正な他の Android アプリケーションがインストールされている場合、当該製品で受信したメールの添付ファイルを取得される可能性があります。
対策

この問題を修正するアップデートは提供されません。

[使用に関する注意]
開発者によると、Android 4.1 以降向け spモードメール バージョン 6800 以降ならびに Android 4.0.X 以前向け spモードメール バージョン 6400 以降において、初回起動時に表示される利用許諾に注意喚起の文が追加されているとのことです。
ベンダ情報

株式会社NTTドコモ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1977
参考情報

  1. JVN : JVN#81739241
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1977
更新履歴

  • [2014年03月18日]
      掲載
    [2014年03月24日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2014-1977) を追加