【活用ガイド】

JVNDB-2013-006731

GNU C Library の resolv/res_send.c 内の send_dg 関数における DNS クエリを送信される脆弱性

概要

GNU C Library (別名 glibc または libc6) の resolv/res_send.c 内の send_dg 関数は、ファイル記述子を適切に再利用しないため、DNS クエリを意図しない場所に送信される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU C Library 2.20 未満
Novell
  • openSUSE 13.1
  • openSUSE 13.2

想定される影響

第三者により、大量のリクエストを介して、getaddrinfo 関数の呼び出しを誘発されることで、DNS クエリを意図しない場所に送信される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project Novell
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-7423
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-7423
更新履歴

  • [2015年02月25日]
      掲載