【活用ガイド】

JVNDB-2013-005281

FFmpeg の libavcodec/h264.c の decode_slice_header 関数における脆弱性

概要

FFmpeg の libavcodec/h264.c の decode_slice_header 関数は、ピクセルフォーマットを変更する際に適切にチェックしないため、配列の領域外へのアクセスに関する処理の不備により、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


FFmpeg
  • FFmpeg 1.1.2 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された H.264 ビデオデータを介して、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FFmpeg
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0867
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0867
更新履歴

  • [2013年11月27日]
      掲載