【活用ガイド】

JVNDB-2013-004322

Linux Kernel の Xen blkback の実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の Xen blkback の実装の drivers/block/xen-blkback/blkback.c 内の　dispatch_discard_io 関数には、サービス運用妨害 (データロス) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.8 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.10.5 未満

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、以下の機能をサポートする読み取り専用のディスクへのファイルシステムの書き込み操作を介して、サービス運用妨害 (データロス) 状態にされる可能性があります。

(1) BLKIF_OP_DISCARD (別名 discard または TRIM) 機能
(2) SCSI UNMAP 機能
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2140
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2140
更新履歴

  • [2013年09月27日]
      掲載
    [2013年11月01日]
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1938-1) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1943-1) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1944-1) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1945-1) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1946-1) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1947-1) を追加

公表日2013/08/04
登録日2013/09/27
最終更新日2013/11/01