【活用ガイド】

JVNDB-2013-003782

HAProxy におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

HAProxy には、MAX_HDR_HISTORY 変数に関する処理に不備があるため、負の発生回数 (negative occurrence count) を伴う hdr_ip、またはその他の hdr_* 関数を使用するように設定している場合、サービス運用妨害 (負の配列インデックスの使用およびクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 12.10
  • Ubuntu 12.04 LTS
  • Ubuntu 13.04
Willy Tarreau
  • HAProxy 1.4.24 未満の 1.4
  • HAProxy 1.5-dev19 未満の 1.5
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Load Balancer 6.0
  • Red Hat Enterprise Linux Load Balancer EUS 6.4

想定される影響

第三者により、値が特定の数値の HTTP ヘッダを介して、サービス運用妨害 (負の配列インデックスの使用およびクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Willy Tarreau レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 環境設定(CWE-16) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2175
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2175
更新履歴

  • [2013年08月20日]
      掲載