【活用ガイド】

JVNDB-2013-003543

Linux Kernel の IPv6 の実装の net/ipv6/ip6_output.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の IPv6 の実装の net/ipv6/ip6_output.c 内の ip6_append_data_mtu 関数は、IPV6_MTU setsockopt オプションが指定されていたかどうかの情報を適切に管理しないため、サービス運用妨害 (BUG およびシステムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.10.3 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、setsockopt システムコールの UDP_CORK オプションを使用する巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (BUG およびシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4163
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4163
更新履歴

  • [2013年07月30日]
      掲載
    [2013年11月01日]
      ベンダ情報:Novell (SUSE-SU-2013:1473) を追加
      ベンダ情報:Novell (SUSE-SU-2013:1474) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1947-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1946-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1945-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1944-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1943-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1942-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1941-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1938-1) を追加