【活用ガイド】

JVNDB-2013-003474

nginx の http/modules/ngx_http_proxy_module.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

nginx の http/modules/ngx_http_proxy_module.c には、信頼できない HTTP サーバにおいて proxy_pass が使用される場合、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、およびワーカプロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2013-2028 と類似した脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Igor Sysoev
  • nginx 1.1.4 から 1.2.8
  • nginx 1.3.0 から 1.4.0

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたプロキシ応答を介して、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、およびワーカプロセスメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project Gentoo Linux Igor Sysoev レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2070
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2070
更新履歴

  • [2013年07月23日]
      掲載
    [2013年11月12日]
      ベンダ情報:Gentoo Linux (GLSA 201310-04) を追加
    [2013年11月29日]
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2013-8182) を追加