【活用ガイド】

JVNDB-2013-003473

nginx の http/ngx_http_parse.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

nginx の http/ngx_http_parse.c 内の ngx_http_parse_chunked 関数には、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Igor Sysoev
  • nginx 1.3.9 から 1.4.0

想定される影響

第三者により、過度に大きいチャンクサイズのチャンク転送エンコーディング (chunked Transfer-Encoding) リクエストを介して、整数符号エラーおよびスタックベースのバッファオーバーフローを誘発されることで、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Gentoo Linux Igor Sysoev
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2028
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2028
更新履歴

  • [2013年07月23日]
      掲載
    [2013年11月12日]
      ベンダ情報:Gentoo Linux (GLSA 201310-04) を追加