【活用ガイド】

JVNDB-2013-003361

特定の Red Hat パッチを適用した Red Hat Enterprise Linux におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

特定の Red Hat パッチを適用した Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 上で稼働するカーネルパッケージの KVM サブシステムは、PV EOI 機能を適切に実装していないため、サービス運用妨害 (ホスト OS クラッシュ) の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 6 のカーネルパッケージ 2.6.32-358.11.1.el6 未満

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、割り込みは無効であるが copy_to_user 関数の呼び出しが可能な状況下でタイムウィンドウ (time window) を利用されることで、サービス運用妨害 (ホスト OS クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1935
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1935
更新履歴

  • [2013年07月17日]
      掲載