【活用ガイド】

JVNDB-2013-003360

Linux Kernel の IPv6 スタックの net/ipv6/ip6_fib.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の IPv6 スタックの net/ipv6/ip6_fib.c 内の fib6_add_rt2node 関数は、一緒に設定された 2 つの ECMP (等コストマルチパス) ルートの内の 1 つに変更が発生した場合に、ルータ広告 (Router Advertisement、RA) メッセージを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.10.1 まで

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたメッセージシーケンスを介して、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4125
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4125
更新履歴

  • [2013年07月17日]
      掲載