【活用ガイド】

JVNDB-2013-003222

特定の Red Hat パッチを適用した Red Hat Enterprise Linux におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

特定の Linux Kernel の問題に対処した Red Hat パッチを適用した Red Hat Enterprise Linux (RHEL) には、サービス運用妨害 (不正な操作およびシステムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される脆弱性が存在します。

本脆弱性は CVE-2012-3552 の修正が不完全だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 6 (特定の Linux kernel 2.6.32 に対する Red Hat パッチ適用済みの RHEL)

想定される影響

ローカルユーザにより、IP_RETOPTS オプションを伴う sendmsg システムコールを介して、サービス運用妨害 (不正な操作およびシステムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2224
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2224
  2. 関連文書 : oss-security - Re: CVE request: Kernel 2.6.32+ IP_RETOPTS Buffer
更新履歴

  • [2013年07月08日]
      掲載
    [2013年11月14日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1450) を追加
    [2014年02月27日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1166) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1173) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1195) を追加