【活用ガイド】

JVNDB-2013-003175

FreeBSD のカーネルにおけるファイルシステムの書き込み権限を回避される脆弱性

概要

FreeBSD のカーネルの mmap の実装の sys/vm/vm_map.c 内の vm_map_lookup 関数は、タスクがメモリロケーションへの書き込み権限を持つべきかどうかを適切に判定しないため、ファイルシステムの書き込み権限を回避され、その結果、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 9.0 から 9.1-RELEASE-p4

想定される影響

ローカルユーザにより、読み取り権限を利用する巧妙に細工されたアプリケーションを介して、mmap や ptrace のシステムコールを呼び出されることで、ファイルシステムの書き込み権限を回避され、その結果、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2171
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2171
更新履歴

  • [2013年07月03日]
      掲載