【活用ガイド】

JVNDB-2013-003002

X.org libxcb における整数オーバーフローの脆弱性

概要

X.org libxcb には、read_packet 関数の処理に不備があるため、整数オーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


X.Org Foundation
  • libxcb 1.9 およびそれ以前
オラクル
  • Oracle Secure Global Desktop 4.71
  • Oracle Secure Global Desktop 5.2

想定される影響

X Server により、不適切なメモリの割り当ておよびバッファオーバーフローを誘発される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian Fedora Project Novell X.Org Foundation オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2064
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2064
更新履歴

  • [2013年06月18日]
      掲載
    [2013年07月04日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1855-1) を追加
      ベンダ情報:Debian (DSA-2686) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1007) を追加
    [2013年10月31日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in X.org) を追加
    [2013年11月28日]
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2013-9070) を追加
    [2016年07月27日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - July 2016) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Text Form of Oracle Critical Patch Update - July 2016 Risk Matrices) を追加
      ベンダ情報:オラクル (July 2016 Critical Patch Update Released) を追加