【活用ガイド】

JVNDB-2013-002919

Linux Kernel の kernel/signal.c における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の kernel/signal.c 内の do_tkill 関数は、特定のデータ構造を初期化しないため、カーネルメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.8.9 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、(1) tkill または (2) tgkill システムコールを呼び出す巧妙に細工されたアプリケーションを介して、カーネルメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian Linux Mandriva, Inc. レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2141
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2141
更新履歴

  • [2013年06月10日]
      掲載
    [2013年11月20日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2766) を追加
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:176) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1899-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1900-1) を追加