【活用ガイド】

JVNDB-2013-002647

Xen におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Xen は、バスマスタリングが可能な PCI デバイス用の Intel VT-d を使用している場合、MSI 割り込みのためのブリッジデバイスの割り込みリマッピングテーブルエントリ (interrupt remapping table entry) へのアクセス時に、アクセス元を適切にチェックしないため、サービス運用妨害 (割り込みの挿入) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen 4.x

想定される影響

ローカルのゲストドメインにより、サービス運用妨害 (割り込みの挿入) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian Fedora Project Gentoo Linux Xen プロジェクト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1952
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1952
更新履歴

  • [2013年05月15日]
      掲載
    [2013年06月20日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2666) を追加
    [2013年11月08日]
      ベンダ情報:Gentoo Linux (GLSA 201309-24) を追加
    [2013年12月05日]
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2013-7432) を追加