【活用ガイド】

JVNDB-2013-002464

Linux Kernel の fs/namespace.c におけるファイルシステムの read-only プロパティを回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/namespace.c 内の clone_mnt 関数は、MNT_READONLY フラグへの変更を適切に制限しないため、ファイルシステムの read-only プロパティを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.8.6 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、個別のマウント名前空間 (separate mount namespace) を利用されることで、ファイルシステムの read-only プロパティを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1957
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1957
更新履歴

  • [2013年04月26日]
      掲載