【活用ガイド】

JVNDB-2013-002212

HAProxy におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

HAProxy は、HTTP キープアライブが有効になっている場合、TCP 検査ルールの HTTP キーワードが使用され、リクエストに付与された書き換えルールが実行されるため、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Willy Tarreau
  • HAProxy 1.4 から 1.4.22
  • HAProxy 1.5-dev から 1.5-dev17

想定される影響

第三者により、リクエストの再編成を未然に防ぐ巧妙に細工され、パイプライン化された HTTP リクエストを介して、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian Fedora Project Willy Tarreau レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1912
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1912
更新履歴

  • [2013年04月12日]
      掲載
    [2013年05月21日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1800-1) を追加
    [2013年06月20日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0868) を追加
    [2013年12月04日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2711) を追加
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2013-4807) を追加
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2013-4827) を追加
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2013-6253) を追加