【活用ガイド】

JVNDB-2013-002087

MariaDB および Oracle MySQL におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MariaDB および Oracle MySQL は、数値計算のエラーに関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


MariaDB Corporation Ab.
  • MariaDB 5.5.30 未満の 5.5.x
  • MariaDB 5.3.13 未満の 5.3.x
  • MariaDB 5.2.15 未満の 5.2.x
  • MariaDB 5.1.68 未満の 5.1.x
オラクル
  • MySQL 5.1.69 およびそれ以前の 5.1.x
  • MySQL 5.5.31 およびそれ以前の 5.5.x
  • MySQL 5.6.11 およびそれ以前の 5.6.x
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5
  • Red Hat Enterprise Linux 6

Red Hat Enterprise Linux 5 および 6 に同梱されている不特定の MySQL が、本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

第三者により、巧妙に細工された多数のポイントを指定されるとバイナリ表現を適切に処理しないジオメトリの機能を介して、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MariaDB Corporation Ab. Novell オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1861
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1861
更新履歴

  • [2013年04月01日]
      掲載
    [2013年07月18日]
      影響を受けるシステム:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - July 2013) の情報を更新
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - July 2013) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Text Form of Oracle Critical Patch Update - July 2013 Risk Matrices ) を追加
      ベンダ情報:オラクル (July 2013 Critical Patch Update Released) を追加
    [2013年11月01日]
      ベンダ情報:Novell (SUSE-SU-2013:1529) を追加
      ベンダ情報:Novell (SUSE-SU-2013:1390) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in MySQL) を追加