【活用ガイド】

JVNDB-2013-001711

Linux Kernel の block/scsi_ioctl.c におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の block/scsi_ioctl.c は、SCSI コマンドの認証中に SCSI デバイスクラスを適切に配慮しないため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.8 以前

想定される影響

ローカルユーザにより、重複オペコードを利用する SG_IO ioctl コールを介して、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4542
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4542
更新履歴

  • [2013年03月04日]
      掲載
    [2013年03月28日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0496) を追加