【活用ガイド】

JVNDB-2013-001606

Linux Kernel の net/core/datagram.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/core/datagram.c の __skb_recv_datagram 関数は、ゼロ長のデータを持つ MSG_PEEK フラグを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (無限ループおよびシステムハング) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.8 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (無限ループおよびシステムハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux Mandriva, Inc. Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0290
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0290
更新履歴

  • [2013年02月21日]
      掲載
    [2013年06月27日]
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2013:0951) を追加
    [2013年10月29日]
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:176) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1042) を追加