【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2013-000084

VMware ESX および ESXi におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

VMware ESX および ESXi には、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Shanon Olsson 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


VMware
  • VMware ESX 4.1 without patch ESX410-201201401-SG
  • VMware ESX 4.0 without patch ESX400-201203401-SG
  • VMware ESXi 5.0 without patch ESXi500-201203101-SG
  • VMware ESXi 4.1 without patch ESXi410-201201401-SG
  • VMware ESXi 4.0 without patch ESXi400-201203401-SG

なお、開発者によると ESX 5.1 および ESXi 5.1 は、本脆弱性の影響を受けないとのことです。
想定される影響

遠隔の第三者によって、ホスト OS 上の任意のファイルを削除される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、各バージョンに対応したアップデートを適用してください。
ベンダ情報

VMware
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-3658
参考情報

  1. JVN : JVN#72911629
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-3658
  3. IPA 重要なセキュリティ情報 : 「VMware ESX および ESXi」におけるディレクトリ・トラバーサルとバッファオーバーフローの脆弱性対策について(JVN#72911629)(JVN#19847770)
  4. 関連文書 : ESXi CIM Services Authentication Bypass and Remote Code Execution Vulnerabilities
更新履歴

  • [2013年09月06日]
      掲載
    [2013年09月09日]
      参考情報:ESXi CIM Services Authentication Bypass and Remote Code Execution Vulnerabilities を追加
    [2013年09月11日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2013-3658) を追加