【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2013-000053

Internet Explorer における情報漏えいの脆弱性

概要

Internet Explorer には、XML ファイルの取扱いに問題があり、情報漏えいの脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 諌山 貴由 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Internet Explorer 7
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9

想定される影響

細工された XML ファイルをローカルファイルとして開くことで、別のローカルファイルの内容が漏えいする可能性があります。
対策

[アップグレードする]
Windows 7 以降または Windows Server 2008 R2 以降の Windows を使用しているユーザは、Internet Explorer 10 へアップグレードしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

* ローカルディスク上に信頼できないファイルを保存しない

なお、開発者によると、Internet Explorer 9 およびそれ以前において、本脆弱性の修正予定はないとのことです。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#63901692
更新履歴

  • [2013年06月07日]
      掲載