【活用ガイド】

JVNDB-2012-006423

Ruby のインストール機能における権限を取得される脆弱性

概要

** 未確定 ** 本件は、脆弱性として確定していません。

Ruby のインストール機能には、トップレベルの C:\ ディレクトリにインストールされている場合、検索パスに関する処理に不備があるため、権限を取得される脆弱性が存在します。

なお、CVE は、危険な PATH は、Ruby インストールのデフォルト動作ではない管理アクションにより確立される、との理由で、本件を脆弱性とすることに対し異議を唱えています。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-426: Untrusted Search Path (信頼性のない検索パス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/426.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby 1.9.3-p194

想定される影響

ローカルユーザにより、C:\Ruby193\bin ディレクトリ内のトロイの木馬の DLL を介して、管理者により PATH のシステム環境変数に追加されることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Ruby-lang.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5380
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5380
  2. 関連文書 : HTB23108
更新履歴

  • [2019年07月29日]
      掲載