【活用ガイド】

JVNDB-2012-006041

FreeBSD のカーネルの SCTP の実装におけるカーネルスタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

FreeBSD のカーネルの SCTP の実装の sys/netinet/sctp_output.c 内の sctp_send_initiate_ack 関数は、State-Cookie のデータ構造を適切に初期化しないため、カーネルスタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 8.3 から 9.2-PRERELEASE

想定される影響

第三者により、INIT-ACK チャンクのパケットデータを読まれることで、カーネルスタックメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-5209
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-5209
更新履歴

  • [2013年08月30日]
      掲載