【活用ガイド】

JVNDB-2012-006039

FreeBSD のカーネルのマルチキャストの実装における整数オーバーフローの脆弱性

概要

FreeBSD のカーネルのマルチキャストの実装の (1) sys/netinet/in_mcast.c および (2) sys/netinet6/in6_mcast.c 内の IP_MSFILTER および IPV6_MSFILTER 機能には、整数オーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 8.3 から 9.2-PRERELEASE

想定される影響

ローカルユーザにより、過度に大きなソースフィルタエントリ数に関する問題によって、カーネルメモリの読み込みおよび書き込み操作における制限を回避され、その結果、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-3077
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-3077
更新履歴

  • [2013年08月29日]
      掲載
    [2013年10月16日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新