【活用ガイド】

JVNDB-2012-005989

Ruby における safe-level の制限を回避される脆弱性

概要

Ruby には、safe-level の制限を回避される、および汚染されていない文字列 (untainted strings) に変更される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2011-1005 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby パッチレベル 371 未満の 1.8.7
  • Ruby パッチレベル 286 未満の 1.9.3
  • Ruby リビジョン r37068 未満の 2.0

想定される影響

攻撃者により、文字列を汚染されたものとしてマークする name_err_mesg_to_str API 関数を介して、safe-level の制限を回避される、および汚染されていない文字列 (untainted strings) に変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Ruby-lang.org レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4466
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4466
更新履歴

  • [2013年04月30日]
      掲載