【活用ガイド】

JVNDB-2012-005947

Linux Kernel の arch/x86/include/asm/pgtable.h におけるサービス運用妨害 (システムクラッシュ) の脆弱性

概要

Linux Kernel の arch/x86/include/asm/pgtable.h は、Transparent Huge Page が使用される場合、PROT_NONE メモリ領域を適切にサポートしていないため、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.6.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0309
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0309
更新履歴

  • [2013年02月25日]
      掲載
    [2013年03月28日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0496) を追加