【活用ガイド】

JVNDB-2012-004727

PostgreSQL のコアサーバコンポーネントにおける任意のファイルの存在を特定される脆弱性

概要

PostgreSQL のコアサーバコンポーネント内の libxml2 のサポート機能の xml_parse 関数には、任意のファイルまたは URL の存在を特定される、および、ファイルまたは URL のコンテンツを取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


PostgreSQL.org
  • PostgreSQL 8.3.20 未満の 8.3
  • PostgreSQL 8.4.13 未満の 8.4
  • PostgreSQL 9.0.9 未満の 9.0
  • PostgreSQL 9.1.5 未満の 9.1
アップル
  • Apple Mac OS X Server 10.6.8
  • Apple Mac OS X Server v10.7 から v10.7.5
  • Apple Mac OS X Server v2.1.1 未満 (OS X v10.8 から v10.8.2)

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、(1) DTD、または (2) 実体 (エンティティ) を参照する XML 値を介して、解析エラーを誘発するされることで、任意のファイルまたは URL の存在を特定される、および、ファイルまたは URL のコンテンツを取得される脆弱性が存在します。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian openSUSE project PostgreSQL.org アップル オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. XML 外部エンティティ参照の不適切な制限(CWE-611) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3489
参考情報

  1. JVN : JVNVU#90360497
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3489
更新履歴

  • [2012年10月05日]
      掲載
    [2012年10月16日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in PostgreSQL) を追加
    [2012年10月22日]
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:1299) を追加
    [2012年11月09日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1263) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:1288) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:1251) を追加
      ベンダ情報:Debian (DSA-2534) を追加
    [2013年02月18日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT5533) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT5533) を追加
    [2013年04月02日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT5672) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT5672) を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2013-03-14-1) を追加
  • [2024年03月05日
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新