【活用ガイド】

JVNDB-2012-004394

複数の製品で使用される SPDY プロトコルにおける平文の HTTP ヘッダを取得される脆弱性

概要

Mozilla Firefox、Google Chrome、およびその他の製品で使用される SPDY プロトコルは暗号化されていないデータの長さを分からなくすることなく、圧縮されたデータを TLS 暗号化できるため、平文の HTTP ヘッダを取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome
Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 15 未満
  • Mozilla SeaMonkey 2.12 未満

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、HTTP リクエストに含まれる文字列から HTTP ヘッダに含まれる文字列を推測されることで (通称 CRIME 攻撃) 、平文の HTTP ヘッダを取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation : Top Page
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2012-73
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2012-73
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4930
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4930
更新履歴

  • [2012年09月18日]
      掲載
    [2012年12月28日]
      ベンダ情報:Mozilla Foundation (MFSA2012-73) を追加
      影響を受けるシステム:Mozilla Foundation (MFSA2012-73) の情報を追加