【活用ガイド】

JVNDB-2012-004124

IBM Lotus Symphony における権限を取得される脆弱性

概要

IBM Lotus Symphony には、検索パスに関する処理に不備があるため、権限を取得される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-426: Untrusted Search Path (信頼性のない検索パス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/426.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Lotus Symphony 1.3.0 20090908.0900

想定される影響

ローカルユーザにより、カレントワーキングディレクトリ内にあるトロイの木馬の (1) eclipse_1114.dll ファイル、または (2) emser645mi.dll ファイルを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-5204
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-5204
  2. 関連文書 : IBM Lotus Symphony Office Suite version 3 beta 4 <= Insecure DLL Hijacking Vulnerability (eclipse_1114.dll)
更新履歴

  • [2012年09月10日]
      掲載