【活用ガイド】

JVNDB-2012-004030

Adobe Flash Player におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Adobe Flash Player には、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


アドビ
  • Adobe AIR 3.4.0.2540 未満
  • Adobe AIR SDK 3.4.0.2540 未満
  • Adobe Flash Player 10.3.183.23 未満 (Windows、Macintosh、および Linux)
  • Adobe Flash Player 11.4.402.265 未満の 11.x (Windows および Macintosh)
  • Adobe Flash Player 11.2.202.238 未満の 11.x (Linux)
  • Adobe Flash Player for Android 11.1.115.17 未満 (Android 4.x)
  • Adobe Flash Player for Android 11.1.111.16 未満 (Android 2.x および 3.x)
マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Windows 8 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 8 for 64-bit Systems
  • Microsoft Windows RT
  • Microsoft Windows Server 2012

想定される影響

攻撃者により、Firefox ダイアログの処理の間に論理エラーを発生されることで、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アドビ マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4171
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4171
  2. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0026
  3. 警察庁 @police : アドビシステムズ社の Adobe Flash Player のセキュリティ修正プログラムについて(2012年08月22日)
  4. IPA 緊急対策情報 : Adobe Flash Player の脆弱性の修正について(APSB12-19)(CVE-2012-4163等)
更新履歴

  • [2012年09月04日]
      掲載
    [2012年09月28日]
      影響を受けるシステム:マイクロソフト (Update for Vulnerabilities in Adobe Flash Player in Internet Explorer 10 (2755801)) の情報を追加
      ベンダ情報:マイクロソフト (Update for Vulnerabilities in Adobe Flash Player in Internet Explorer 10 (2755801)) を追加
      ベンダ情報:マイクロソフト (Update for Vulnerabilities in Adobe Flash Player in Internet Explorer 10 (KB2755399)) を追加
      ベンダ情報:マイクロソフト (Internet Explorer 10 における Adobe Flash Player の脆弱性に関する更新プログラム (2755801)) を追加
    [2012年12月26日]
      影響を受けるシステム:マイクロソフトの情報を追加