【活用ガイド】

JVNDB-2012-002357

Microsoft Windows Server 2008 R2 および Windows 7 の tcpip.sys におけるメモリ二重解放の脆弱性

概要

Microsoft Windows Server 2008 R2 および Windows 7 の tcpip.sys には、メモリ二重解放の脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「TCP/IP のダブル フリーの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 7 (x32) SP1 以前
  • Microsoft Windows 7 (x64) SP1 以前
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1 以前
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(itanium) SP1 以前

想定される影響

ローカルユーザにより、IPv6 アドレスをローカルインターフェースにバインドした巧妙に細工されたアプリケーションを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-032
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-032
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-129A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0179
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-129A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0179
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0015
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-029,030,031,032,033,034,035)(2012年05月09日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-129A
更新履歴

  • [2012年05月10日]
      掲載