【活用ガイド】

JVNDB-2012-002167

RuggedCom の Rugged Operating System (ROS) におけるアクセス権限を取得される脆弱性

概要

RuggedCom の Rugged Operating System (ROS) は、バナー表示される MAC アドレスフィールドから生成されたパスワードを有する factory アカウント (factory バックドア) を持つ為、アクセス権を容易に取得される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2012-1803 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


RuggedCom
  • Rugged Operating System (ROS) 3.3 未満

想定される影響

第三者により、MAC アドレスフィールド値に基づく計算を実行され、(1) SSH または (2) HTTPS セッションを確立することで、アクセス権を容易に取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

RuggedCom
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2441
参考情報

  1. JVN : JVNVU#889195
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2441
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#889195
  4. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-12-146-01A
  5. ICS-CERT ALERT : ICS-ALERT-12-116-01A
更新履歴

  • [2012年05月01日]
      掲載