【活用ガイド】

JVNDB-2012-002005

Quagga の OSPFv2 実装におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Quagga の OSPFv2 実装には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Quagga
  • Quagga 0.99.20.1 未満
インターネットイニシアティブ
  • SEIL/B1 ファームウェア 1.00 から 3.70
  • SEIL/neu 2FE Plus ファームウェア 1.00 から 2.13
  • SEIL/Turbo ファームウェア 1.00 から 2.13
  • SEIL/X1 ファームウェア 1.00 から 3.70
  • SEIL/X2 ファームウェア 1.00 から 3.70
  • SEIL/x86 ファームウェア 1.70 から 2.31

想定される影響

第三者により、Length ヘッダーフィールドの値よりも小さいデータ構造長のネットワーク LSA 情報を含む Link State Update パケットを介して、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project Quagga インターネットイニシアティブ オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0250
参考情報

  1. JVN : JVNVU#551715
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0250
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#551715
更新履歴

  • [2012年04月09日]
      掲載
    [2012年09月04日]
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2012-5436) を追加
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2012-5411) を追加
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2012-5352) を追加
    [2012年09月06日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple Vulnerabilities in Quagga) を追加
    [2012年10月22日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1258) を追加
    [2012年11月13日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1259) を追加