【活用ガイド】

JVNDB-2011-005438

OpenSSL におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

** 未確定 ** 本件は、脆弱性として確定していません。

OpenSSL は、SSL および TLS プロトコル内のクライアント開始の再ネゴシエーションを適切に制限しないため、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2011-5094 とは異なる脆弱性です。

なお、特定の環境における不適切な再ネゴシエーションである場合、それを防ぐ、または制限するのは、セキュリティライブラリではなくサーバの展開の責任であるととする議論もあります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 0.9.8l 未満
  • OpenSSL 1.x までの 0.9.8m

想定される影響

リモートの攻撃者により、単一接続内で多数の再ネゴシエーションを実行されることで、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenSSL Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1473
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1473
  2. 関連文書 : SSL computational DoS mitigation
  3. 関連文書 : [TLS] SSL Renegotiation DOS
更新履歴

  • [2019年07月29日]
      掲載