【活用ガイド】

JVNDB-2011-005323

Ubuntu 上で稼動する Update Manager の DistUpgrade/DistUpgradeFetcherCore.py における任意のファイルを作成される脆弱性

概要

Ubuntu 上で稼動する Update Manager の DistUpgrade/DistUpgradeFetcherCore.py は、アップグレードした tarball を抽出する前に、GPG の署名を検証しないため、(1) 任意のファイルを作成または上書きされる、または (2) 認証を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu Update Manager 1:0.87.31.1 未満
  • Ubuntu Update Manager 1:0.134.11.1 未満の 1:0.134.x
  • Ubuntu Update Manager 1:0.142.23.1 未満の 1:0.142.x
  • Ubuntu Update Manager 1:0.150.5.1 未満の 1:0.150.x
  • Ubuntu Update Manager 1:0.152.25.5 未満の 1:0.152.x
  • Ubuntu 8.04 LTS
  • Ubuntu 10.04 LTS
  • Ubuntu 10.10
  • Ubuntu 11.04
  • Ubuntu 11.10

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、(1) 巧妙に細工された tar ファイルを使用するディレクトリトラバーサル攻撃を介して、任意のファイルを作成または上書きされる、または (2) 巧妙に細工された meta-release ファイルを介して、認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3152
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3152
更新履歴

  • [2014年04月30日]
      掲載