【活用ガイド】

JVNDB-2011-005202

Ruby におけるサービス運用妨害 (CPU 資源の消費) の脆弱性

概要

Ruby は、ハッシュ衝突を想定した制限を適切に行わずにハッシュ値を算出するため、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態となる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2011-4815 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby 2.0 revision 37575 より前の全ての ruby 2.0 系列 (2.0.0 preview1 を含む)
  • Ruby 1.9.3 patchlevel 327 より前の全ての ruby 1.9 系列

想定される影響

攻撃者により、ハッシュテーブルを保持するアプリケーションに対する巧妙に細工された入力を介して、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Ruby-lang.org レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5371
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5371
  2. 関連文書 : Hash-flooding DoS reloaded: attacks and defenses
更新履歴

  • [2012年11月29日]
      掲載