【活用ガイド】

JVNDB-2011-004394

netqmail の qmail-smtpd の STARTTLS の実装における暗号化された SMTP セッションへコマンドを挿入される脆弱性

概要

netqmail の qmail-smtpd の qmail-smtpd.c の STARTTLS 実装は、I/O バッファリングを適切に制限しないため、暗号化された SMTP セッションへコマンドを挿入される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、平文テキストコマンド挿入攻撃に関連します。
本脆弱性は、CVE-2011-0411 と類似する脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


frederik vermeulen
  • netqmail 1.06

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、TLS が確立した後、平文コマンドを送信されることで、暗号化された SMTP セッションへコマンドを挿入される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

frederik vermeulen
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1431
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1431
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#555316
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載