【活用ガイド】

JVNDB-2011-004180

WWW::Mechanize などの製品で使用される LWP の Net::HTTPS モジュールにおけるサーバをなりすまされる脆弱性

概要

WWW::Mechanize、LWP::UserAgent および他の製品で使用される libwww-perl (LWP) の Net::HTTPS モジュールは、If-SSL-Cert-Subject ヘッダが設定されていない環境で実行される際、デフォルトで SSL 証明書の検証を有効にしないため、サーバをなりすまされる脆弱性が存在します。
本問題は、Net::HTTPS API の仕様によるものと考えられ、異なる実装には、この仕様の影響を受けない CVE が割り当てられるべきである。しかしながら、この API は LWP 内で変更されるため、単一 CVE が割り当てられています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Gisle Aas
  • libwww-perl 6.00 未満

想定される影響

第三者により、適切に検証されていないホスト名を含む中間者攻撃 (MITM attack) を介して、サーバをなりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Gisle Aas
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0633
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0633
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載