【活用ガイド】

JVNDB-2011-003564

JRuby におけるサービス運用妨害 (CPU 資源の消費) の脆弱性

概要

JRuby は、ハッシュ衝突を想定した制限を行わずにフォームパラメータのハッシュ値を算出するため、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


JRuby
  • JRuby 1.6.5.1 未満

想定される影響

攻撃者により、ハッシュテーブルを持つアプリケーションに対する巧妙に細工された入力を介して、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

JRuby
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4838
参考情報

  1. JVN : JVNVU#903934
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4838
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#903934
  4. IPA 緊急対策情報 : 20120106-web
更新履歴

  • [2012年01月04日]
      掲載