【活用ガイド】

JVNDB-2011-003510

Power2Go にバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Power2Go には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

Power2Go には、プロジェクトファイルの解析処理に問題があり、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

なお、本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サイバーリンク株式会社
  • Power2Go 8 およびそれ以前

想定される影響

細工されたプロジェクトファイルを処理することで、プログラムを実行しているユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

2011年12月12日現在、対策方法はありません。


[ワークアラウンドを実施する]
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

 ・Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) を利用する
 ・Data Execution Prevention (DEP) を利用する
ベンダ情報

サイバーリンク株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-5171
参考情報

  1. JVN : JVNVU#158003
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-5171
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#158003
更新履歴

  • [2011年12月27日]
      掲載
    [2012年09月19日]
      CVSS による深刻度:基本値と脆弱性評価基準を追加
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加