【活用ガイド】

JVNDB-2011-002799

Mozilla Firefox および Thunderbird における同一生成元ポリシーを回避される脆弱性

概要

Mozilla Firefox および Thunderbird には、Azure グラフィックスバックエンドと同時に、Direct2D API が Windows 上で使用される時、同一生成元ポリシー (Same origin policy) を回避される、および異なるドメインから重要なイメージデータを取得される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2011-2986 のリグレッションに起因した脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 7.0
  • Mozilla Thunderbird 7.0

想定される影響

第三者により、取得したデータを canvas へ挿入されることで、異なるドメインから重要なイメージデータを取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2011-50
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2011-50
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3649
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3649
更新履歴

  • [2011年11月14日]
      掲載