【活用ガイド】

JVNDB-2011-002216

PHP の crypt 関数における認証を回避される脆弱性

概要

PHP の crypt 関数は、MD5 ハッシュタイプが使用される時、ハッシュ文字列の代わりに salt 引数の値を返すため、認証を回避される脆弱性が存在します。
本脆弱性はCVE-2011-2483 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.3.7 未満

想定される影響

第三者により、任意のパスワードを介して、認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3189
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3189
  2. Secunia Advisory : SA45678
  3. ISS X-Force Database : 69429
  4. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 74726
更新履歴

  • [2011年09月15日]
      掲載