【活用ガイド】

JVNDB-2011-002085

FUSE における任意のパス名による mtab エントリを作成される脆弱性

概要

FUSE には、任意のパス名により mtab エントリを作成され、ファイルシステムのアンマウントを実行される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2010-0789 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


FUSE
  • FUSE 2.8.5 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.1.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、FUSE ファイルシステムにおけるマウントポイントの親ディレクトリに対する symlink 攻撃を介して、ファイルシステムのアンマウントを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FUSE レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3879
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3879
  2. Secunia Advisory : SA42961
  3. SecurityFocus : 44623
  4. ISS X-Force Database : 62986
  5. SecurityTracker : 1025814
  6. SecurityTracker : 1025815
  7. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 70520
更新履歴

  • [2011年08月12日]
      掲載

公表日2011/01/22
登録日2011/08/12
最終更新日2011/08/12