【活用ガイド】

JVNDB-2011-001818

TigerVNC の vncviewer コンポネント内にある CSecurityTLS::processMsg 関数における TLS VNC サーバを偽造される脆弱性

概要

TigerVNC の vncviewer コンポネント内にある common/rfb/CSecurityTLS.cxx の CSecurityTLS::processMsg 関数は、サーバの X.509 証明書を適切に検証しないため、TLS VNC サーバを偽造される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.1.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、任意の証明書を介して、TLS VNC サーバを偽造される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1775
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1775
  2. SecurityFocus : 47738
更新履歴

  • [2011年07月04日]
      掲載