【活用ガイド】

JVNDB-2011-001698

PolicyKit の pkexec ユーティリティおよび polkitd デーモンにおける権限を取得される脆弱性

概要

PolicyKit の pkexec ユーティリティおよび polkitd デーモンは、リアルユーザ ID の代わりに使用する有効なユーザ ID に関する処理に不備があるため、競合状態が発生し、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.0.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、 pkexec からの setuid プログラムを実行することによって、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1485
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1485
  2. SecurityFocus : 47496
更新履歴

  • [2011年06月14日]
      掲載